ピラティス6つの理念


ほんのわずかな良くデザインされた動きを、バランスの取れた順序で行えば、それはまとまりのない体操や、無理に捻じ曲げた動きを何時間も行うのに匹敵する。

            by Joseph H.Pilates


■Breathing■

呼吸

ピラティスでの呼吸法は胸式呼吸です。なぜなら腹式呼吸は腹筋をリラックスさせてしまう為体幹を不安定にしてしまうからです。息を吸っている間もお腹や体幹の筋肉は引き締まったままです。無駄のない呼吸は身体を最大限に動かす為の必要条件です。

■Concentration■

集中力

ピラティスエクササイズを行う際の成功の秘訣…からだの筋肉の動きに心を集中させる事。結果からだにあらわれたさまざまな動きの効果や筋肉の動きを敏感に察知することができます。

■Centering■

中心(深層筋)への意識

ピラティスエクササイズは四肢を自由自在に動かすために体幹(中心)の筋肉を強くすることを目標にしています。

■Control■

調節/支配

ジョセフピラティスは『ほとんどの人は脳からの意識的な指令を受ける事なく本能のままに身体を動かしている』『これが多くの人が習慣的に姿勢と健康のために良くない身体の動かし方をする原因の1つとなっている』と考えました。ピラティスは身体の動きを意図的にコントロールすることが必要でありその結果として数千の脳細胞をあらためて目覚めさせることができる。と述べました。

■FrowingMovement■

流れるような動き

ピラティスエクササイズは1つのポジションから次のポジションへスムーズな動きで移れるようデザインされています。急激な動きをすれば筋肉は緊張して縮んでしまいます。定期的なピラティスエクササイズを行えば身体の柔軟性が高まり可動域が広がり全ての動作を滑らかに行うことができるようになります。

■Precision■

正確さ

ピラティスエクササイズは定められた通り正確に行うことです。正確に行うことでエクササイズのそれぞれの要素が倫理的に繋がり次へ進むことができます。滑らかでバランスのとれた動きができるようになることが目的です。